〒195-0053 東京都町田市能ケ谷4-5-1
【新病院】〒195-0061 町田市鶴川 1-15-24
(鶴川駅より徒歩10分)
お気軽にお問合せください
駐車場:病院前に 5台 完備
動物病院の来院理由で最も多いのが皮膚や耳の疾患であり、犬では約2頭に1頭が皮膚や耳の疾患で通院するといわれています。
当院では皮膚科診療で最も大切な問診と身体検査を丁寧に行い、皮膚病の診断への足掛かりとします。
さまざまなタイプの湿疹
皮膚病の発症した年齢や悪くなりやすい時期、これまで治療経過などについて、詳しくお話しを聞かせて下さい。
身体検査では、湿疹の状態や皮膚炎の拡がり方など、全身の皮膚を確認します。
・体をかゆがっている
・皮膚が赤い
・毛が抜ける
これらの症状を引き起こす皮膚病には様々な種類があります。
治療により治る皮膚病もあれば、ずっと付き合っていかなくてはならないものもあり、また原因が複数存在することもよくあります。
皮膚の表面や内部に細菌や真菌(カビ類)、寄生虫などがいないかを顕微鏡で観察します。
皮膚科診療では、ここまでで診断がつくことも多くあります。
細菌
マラセチア
かいせん虫
よく見られるアトピーの原因
アトピー・アレルギー性皮膚炎が疑われる場合に、少量の血液を採取して行います。
ヒトと同様に、ハウスダストが原因となっているケースも多くみられます。
ホルモン異常による皮膚病を調べます。
同時に全身の評価も行い、皮膚病の陰に大きな病気が隠れていないか確認します。
皮膚の一部を採取し、専門機関で皮膚の異常を調べます。免疫異常による皮膚病が疑われる場合や、治療に対する反応が思わしくない場合などに行います。
顔の湿疹
頭部や腹部などに強いかゆみが出るため、舐め続ける・ひっかく等の症状が出ます。
アトピーの原因(アレルゲン)により、特定の時期だけかゆみが出る場合や、一年中かゆみが続く場合があります。
猫のアトピー性皮膚炎は個体により皮膚炎の出るパターンに違いが見られることが多く、犬のアトピー性皮膚炎よりも診断が難しいという特徴があります。
前肢の皮膚炎
検出された毛包虫
皮膚の内部にいる「毛包虫」というダニによって引き起こされる皮膚病です。
手足の先を含め全身の様々な部位に発症し、かゆみ・脱毛・発赤などがみられます。
特に中高齢になってから発症する場合、この皮膚病の陰には「基礎疾患」とよばれる他の大きな病気が隠れていることが多いため、注意が必要です。
皮膚病の治療は、①シャンプー療法、②内服薬の投与、③食事療法 などを併用して行います。
皮膚病の原因によって使用するシャンプーや薬は異なり、また治療期間も異なります。
治療には特に自宅でのケアが重要となるため、少しでも気になる点や不明な点がありましたら、その都度ご相談ください。
シャンプーをすることで皮膚のコンディションを整え、皮膚本来のバリア機能を回復させます。
殺菌成分や保湿成分が配合されたものなど、皮膚の状態にあわせてシャンプー剤を変えていきます。
皮膚病の原因により、抗生物質や駆虫薬、痒み止めなどを投与します。
皮膚病の療法食を与えます。
アトピー・アレルギー性皮膚炎が疑われる場合には特に重要で、食事の変更のみで改善するケースも多々あります。
「幼少期からずっと皮膚が悪く、様々な薬を内服しているが、まだ痒みがひどい」、との主訴で来院されました。
問診と身体検査により治療の経過や皮膚炎の状況を確認し、また皮膚検査を行った結果から、食物アレルギー性皮膚炎が疑われました。
治療方針についてご家族と相談のうえ、今までの内服を徐々に減らしながら、「シャンプー療法」と「食事療法(除去食試験)」を行いました。
前肢
後肢
肛門の周囲
前肢
後肢
肛門の周囲
皮膚炎の状態も大きく改善しかゆみも落ち着き、また幼少期からずっと飲み続けていた内服薬もかなり減らすことができています。
現在も定期的に「シャンプー療法」を実施しながら「食事療法」を続けることで、良好な皮膚状態を維持できています。
鶴川ペットクリニックのホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
ご不明・ご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
診療時間:9:30~12:30 / 16:00~19:00
休診日:水曜、日曜、祝日の午後
*診察受付は、診療時間終了30分前までとなります